親子マラソンの走り方

雑記

うたちゃんと親子マラソンによく参加するようになりました。親子マラソンなので、親と子が一緒に走る訳なのですが、親子マラソンの走り方について個人的に思う事を書こうと思います。

手を繋いで走るのはどうなの?

まず、手を繋いで走るとどうなるのか?一般的にネットで検索すると、親子マラソン中は手を繋ぎ続けない事、手を繋ぎ続けるのはNGというのを見ます。

手を繋いで長い間走ると、子供が走りづらくて必要以上に疲れてしまう、正しい姿勢(自然な腕振りではない)で走れない、といった手を繋ぎ続けて走るのは良くないよというのがNGの理由になります。

個人的に手を繋いで走った時に感じたのは、普通に走るより手を繋いで走る方が疲れる。すなわち親も手を繋ぐと疲れます。なので、お互い手を繋がないで走った方が楽なのか??と言ったら実はそうではありませんでした。

親⇒手を繋がない方が楽に走れる

これは、個人的にですが手を繋がない方が相当楽です。理由としては子供と親で走力の差があるので、走力が子供より高い場合、手を繋いで引いて走るようになるので、引いて走る分普通に走るより疲れるのは当然の事だなと思っています。疲れ具合も半端じゃないです。手を繋がなければハーフマラソンを走れるペースでも手を繋ぐと2kmも繋いでいたく無いくらい疲労感が凄いです。

お互い手を繋がないで走った方が、お互いが楽にならない理由は、子供は手を繋いだ方が楽に走れるケースが存在するからです。

それではどんな場合に子供が楽に走れるかというと、単純に子供が走れる(無理なペースでは無い)速さで一定のペースで引いてあげると、一人では走れない速さで走る事ができます。

子供が無理な速度で引くと、そもそもペースを維持できないので転ぶか泣くかの2択になると思います。なので、無理な速度で引かず走り切れるペースで引いてあげる事がとても大事です。また、手を繋いで引くときに強く手を握らないのも重要です。手はそっと添えるようなイメージで、子供についてきてもらう(親がペーサー)という感覚で走ると子供も走れます。

また、うたちゃんの場合は親と手を繋いで走ると安心するそうです。

手を繋ぐことで子供が辛くなるのは、子供が走りやすいペースで走っていなければ辛くなるのは当然です。オーバースピードもそうですが、子供が自力で走れるペースやそれよりも遅い速さで手を繋いだら子供が辛くなるのは当たり前なので、子供の方が親より速かったり、親と変わらない場合は、手を繋がない方がお互い伸び伸びと走れるように思います。

まとめると、手を繋ぐメリットデメリットは各家庭によって異なると思います。
親子マラソンだから手を繋ぎ続けないといけないと言う訳でも無いので、子供に合わせて最適解を家庭によって見つけてあげると良いと思います。

手を繋ぐのはNGという情報だけを鵜呑みにせず、子供から手を繋ぎたいと求めてきたりもします。レースをどの様に捉えるかどうかも各家庭で異なりますが、「子供1人で走り切る」という様な目的が無い限りは、子供から求めてきたら答えてあげた方が良いと思っています。

レース中の走り方

まずはスタートになりますが、親子マラソンでのスタートは、親が子供の後ろから追う形が望ましいです。親が後ろに着くことで、他の子どもが後ろから子供を押したりするのをガードできます。

スタートは転倒のリスクがあります。スタート直後は後ろから子供を追って、時には手を繋いで誘導してあげた方が、スムーズにスタートできます。最初から手を繋いで走るのも転倒のリスクを避ける上では良いと思います。スタートは手を繋いで後に手を放す場合は、事前に伝えてあげると子供は安心します。親子が横になって並走するのは状況によっては子供が後ろから他の子どもに押されて転んだりする可能性もあります。

良く私がするのは、整列の際は横並びをします。そしてスタート直前にそっと子供の後ろについて、子供をセンターに寄せます。そうする事で子供の左右にゆとりができる(大人1人分)ので接触転倒のリスクを減らせるようにしています。

最初から手を繋いだ場合、レースプランは全て親に掛かってます。当日の子供のコンディションも分からないので、手を繋いで走るスタンスで行く場合は、スタートから200mくらいは子供に走らせて、ペースの固定(維持)を親がサポートしてあげるのが良いと思っています。

手を繋がないで走る場合は、子供についていってあげてください。
大会当日についていけないのが分かるよりは、事前に子供の走力を知っておくのが良いと思います。

走る距離の理解も子供にさせてあげた方が良いです。
親子マラソンの大会は1km・2km・3km長くても5km位までですが、子供にとっては1kmでも長い距離です。特に低学年は具体的に走る距離を分かっていないので、スタートから短距離走のように飛ばします。そのまま走り切れれば良いのですが、そうで無い子の方が多いので、親子一緒に大会で走る距離はこれくらいだよという目安を教えてあげた方が、大会で走っている時に「あとどれ位走るの?」と言われません。

ちなみに子供から「あとどれくらい走るの?」と聞かれるというのは「もう無理」と同じ事なので、この言葉が出たら無理させないようにしてあげると良いと思います。

レース中の声掛け

親子マラソンで走る距離は、子供にとっては長い距離です。レース中に声を掛けて子供になるべく安心感を与えてあげると、子供も頑張って走り切ってくれます。

特に重要な声掛けは、「ゴールまでどれくらいなのか?」を伝えてあげる事だと思います。

我が家では、距離に関する声掛けは目安は半分を超えてからしています。

例えば3km走る大会で、1kmを過ぎた時に残り2kmだよ!と声を掛けても、そこで大分疲れていたら全く響きません。まだ2kmもあるんだ・・・となるとテンション下がります。

なので、大会で走る距離の半分までは走りを褒めます。

・良いペースで走れてるよ!
・今日はいい感じだね!
・脚動いてるよ!

走る距離の半分を超えたら、もしくは超えるちょい手前で
「もう残り半分も無いよ!」

と声を掛けています。あと半分!と言われると半分もあるのか・・・
よりは、もう半分も無いと伝えてあげた方が、気持ちも落ちにくいと思います。

節目を過ぎたら、あと少しなんだと思わせる事をとにかく伝えます。
例)公園から競技場(ゴール)に向かう場合
・競技場見えてきたよ、もう少しだ!
例)道を曲がればゴールが見える場合
・あそこを曲がったらゴールだよ!

のように、ゴールまでもう少しと伝えると子供は安心しますのでお勧めです。

子供は不明確なものに不安を覚えます。特に走っていて辛くなるとどこで終わるのか?がとても気になります。それを伝えてあげるのはとても重要で、伝えないでとにかく頑張ろう!でいける、メンタルが強い子ならともかく大半の子は強く無いので、教えてあげると良いと思います。

子供と手を繋いで走る目安

我が家のうたちゃんとの目安になりますが、手を繋いで走るのも低学年(2年生)までかなと思っています。その後は求められれば喜んでという感じでしょうか。

ただ、2年生までというのは、我が家の方向性であって、走り始めの子と一緒に走ったり親に走力があって子を引く分には、3~6年生でも全然ありだと個人的に思います。

手を繋ぐことで子供が伸び伸びと走れるなら良し、むしろ手を繋がない方が良いのであれば手を繋ぐ必要もないと思います。

大事なのは無理に引かない事、これは子供の走力が分かっていれば線引きができますので、大会前に一緒に走ってみた方が良いです。

親子マラソンなので、親と子供が一緒に走る大会です。とは言え、あくまでも子供が主役ですから、走り終わった後、頑張った子供の笑顔を見るのが一番だと思います。